X 格子ひずみと結晶子サイズの解析
※この操作は普通の操作を行い、RWPが十分に下がった状態からすること
@ [Profile Parameter]の[Common Profile Parameters]で[TCH p-Voigt]を選択する。
A [Asym. Type]を[Howard]にする。
B [General parameters]の左下の計算方法を[Conjugate]にして、Run。
C update後、[Asym. Type]を[Finger]にして、Run。([Conjugate]でRWPが十分に下がるまで計算する。)
注:この計算は時間が長くかかり、計算中に発散しやすい。計算後には、原子間距離等の確認を行うこと。
C [Profile Parameters]の[Finger]の値を使用して計算をする。ここでは、[Howard]法→[Finger]法と順番に行ったが、発散する可能性が出てくるため、 [Howard]法、[Finger]法どちらか一方のみで精密化を行っても良い。
●結晶子サイズ(p)の計算 (X線プロファイルの半値幅により計算される。)
注:結晶子サイズの単位はX線の波長の単位と連動する。
p = 180Kλ/πX (nm)
K: シェラー定数(= 0.9)
λ: X線の波長(nm)
π: 円周率
X: Lorentz Para(対称プロファイルパラメータ)
○格子ひずみ(S)の計算
ガウス関数(U: Gauss Para)による
SG = (π/180)(8ln2U)1/2×100 (%)
ローレンツ関数(Y: Lorentz Para)による
SL = (π/180)Y×100 (%)