蛍光体とは?

蛍光体は、外部からのエネルギーを光に変換する物質であり、蛍光灯やテレビなど、様々な用途に用いられています。本研究室では、私たちにとって身近な存在である蛍光体について研究を行なっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


研究概要

避難誘導標識

 
本研究室では、次世代のテレビ受像機や照明機器において、重要な役割を担っている無機蛍光体、特に希土類元素を発光イオンとして賦活した酸化物や窒化物、硫化物無機蛍光体について研究を行なっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 現在の照明機器といえば、蛍光灯および白熱電球が最も身近なものであるといえます。しかし、これらの照明機器には以下のような問題点が存在します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


次世代照明機器として注目されている白色LEDには、励起光を照射するLEDと、その励起光を受けて光る蛍光体の組み合わせによって、大きく3種類に分類されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 現在の白色LEDのほとんどは青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせで白色とする方式をとっています。これは単一の蛍光体のみを使用するので、光学特性の調整が容易であったり、変換効率が高いなどの利点を持っていますが、赤色成分を大きく欠いているために演色性が悪いという問題点も併せ持っています。

 LEDを照明器具として使用するためには、演色性がよく、高効率な白色LEDが必要とされています。そのために、変換効率の高い蛍光体の合成を試みています。